2023年11月25日、令和5年度「まちと空き家の学校」の第3回講義・第3回実習を開催しました。
午前中の第3回講義では、11月4日に実際の空き家をお借りして実施した『お試し企画』の振り返りを行い、共有と新たな気付き、体験学習の仕組みや次のステップへの活かし方を学びました。
その後、『自分のやりたいことを考えよう!』というテーマのもと、「空き家を活用してやってみたいこと(自分の思い)のブラッシュアップ、お試し企画の経験やネットワーク等の活かし方を検討し、企画提案書の作成に取り組みました。
お試し企画からの学びでは、「体験(やってみる)」→「内省(振り返る)」→「概念化(学びを明らかにする)」→「実践(学びを応用する)」の体験からの学び方を聞き、一人ひとりが学びを深め、自分がやってみたい取組へのイメージをふくらませていました。
講義2では、お試し企画の経験を踏まえ、一人ひとりが空き家を活用した取組を企画書として取りまとめ、発表しました。自分の住んでいる地域に愛着を持てるようになりたい、地域の人交流したい、 そのためのコミュニティカフェの提案や、マッチング型プラットホームを造るといった企画、子どもたちのサードプレイスを作って土日は受講生がローテーションでイベントを開催する企画など、受講生同士がつながることで実現しそうな企画がたくさんありました。
- 「○○さんち」~いつでも立ち寄れる居場所づくり、子どもやお年寄りの交流、地域の集いの場~
- ブックカフェ「マメシバ」 不定期イベント、謎解きミステリークイズ
- 空き家のAI ミュージアム
- これぞ子供たちのサードプレイス!
- みんなの居場所いっぷく(皆が生きやすい世の中へ)
『誰でも気軽に立ち寄れる町の保健室でいっぷくしよう』 - ばあば ばあ(一人暮らしなど何かと困ったり悩んだりしがちな方々がお互いを助け合える場所)
- だれもが朝ごはん~元気に一日頑張ろう!
- 空き家整備を通して共につくる場と仲間
- ひのRe:プレイス 「場」の新たな価値を探す~Re-challenge~
- コミュニティカフェ
- 共生社会を目指して~だれもが集えるスポットに~
- 手話カフェ(聴覚障害者の居場所、活動拠点)
- シルバーは持続可能な再生エネルギー
- 子どもを真ん中に、地域でつながる、子どもが夢を叶え、自分らしく生きる力をつける料理クラス
誰でも大歓迎食堂
続いて、「空き家活用の実践に向けたワールドカフェ」と題して、3つのグループに分かれて自由に話し合いを行いました。話し合いには、空き家活用に取り組まれている方もグループに加わって頂いて、これから空き家の活用に取り組む受講生のみなさんにアドバイス等をして頂きました。
ワールドカフェの後は、空き家活用に取り組まれている高畑さん、清水さんからレビューを一人ひとり頂きました。
「2023 まちと空き家の学校」の活動は、講義3回、実習3回、計6回の講座・実習を経て、今回で修了となりました。受講生のみなさんは、ここでの学びや学校でできたネットワークを活かして、様々な魅力ある活動へチャレンジされていくことになります。みなさんのご活躍をお祈りしています。
日野市では、空き家を活用した取組を支援するための制度や、活動を実践している人やこの学校の卒業生等が参加するSNSでの交流の場も作られています。いろんな方と関わりながら、素敵な日野市をつくっていきましょう!