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2022 まちと空き家の学校 実習2 開催レポート

実習2-1

2022年11月26日、令和4年度の「2022 まちと空き家の学校」の第2回実習を開催しました。

第2回実習では、実際の空き家2軒をお借りして4つのグループが『お試し企画』を実践しました。
10月8日の第2回講座以降、各グループが実際に現地を確認したり、ラインを活用した企画検討を積み重ね、『お試し企画』を準備してきました。
当日は、2軒の空き家で、1グループが企画の実践、もう1グループが参加者役に周り、活動者の視点とともに、参加者の視点を持って、空き家の活用を体験し、考える機会となりました。

 

7858(nayagoya)

7858(nayagoya)では、Aグループが『そうだロンドン⾏こう。〜ニューノーマルな旅のカタチ〜』、Bグループが『ほっとコーヒー&お楽しみ』というテーマで『お試し企画』を実施しました。

Aグループは、Zoomを利⽤してイギリスロンドンと空き家(⽇野市)を繋ぎ、オンライン上のバーチャル体験とロンドンの紅茶やお菓⼦をみんなでいただくリアル体験を味わえるハイブリッドな旅を企画しました。年齢性別問わず、気軽に「旅」をし、参加者で思い出を共有し親睦を深めることを目指しました。

実習2-2

 

Bグループは、ドリップコーヒーの淹れ方講座と、冬のお楽しみとして、ぶんぶんゴマとクリスマスグッズづくりを企画しました。メンバーの欠席もありましたが、事前に準備した動画を流しながらドリップコーヒーの淹れ方講座を実践するなど、柔軟な対応をしていました。自治会の関係者や昨年度の受講生の方も来て頂き、和やかな雰囲気でお試し企画を実践していました。

 

もとはしさんち

もとはしさんちでは、Cグループが『本橋さん家でたからさがし』、Dグループが『”異色充”の一軒家で遊んでいきませんか!?』というテーマで『お試し企画』を実施しました。

Cグループは、子ども連れの家族もゆっくりできる場所をつくることにより、世代を超えたコミュニケーションの場をつくることを目的に、スタンプラリーや紙相撲、コーヒースタンド、物々交換を企画しました。それぞれが役割分担をしながら、庭のある広い敷地を回遊しながら楽しめる工夫を凝らした取組となっていました。

 

Dグループは、もとはしさんちの特性をフル活用して、異色(衣食)に充実(住)の回遊にぎわい空間を創造することを目的に、① 衣:ガレージで、無料セールにより衣類等をゲット ② 食:庭で、ピザを自分で作って焼こう ③ 住(憩い):リビングでアナログゲームを楽しもうといった企画を実践していました。急きょ、ピザ作りができなくなるアクシデントもありましたが、デリバリーピザに切り替えるなど、柔軟な対応をしていました。ガレージセールでは、道に面した場所の特性を活かして、ご近所の方も立ち寄られたり、アナログゲームでは、子どもから大人まで一緒に楽しんだ企画となっていました。

 

参加された自治会の関係者や卒業生の方からは、

  • また機会があれば参加したい。空き家がこんな利用できることにびっくりです。今後楽しみです。
  • 空き家を使ったイベントは大変良かった。もっといろんな企画があっても良いと思います。
  • みなさん明るい雰囲気で活動していたのが印象的でした。
  • ロンドンのガイドをして頂けると良かった。
  • 幅広く地域のためになる企画ができたらと思います。期待しています。
  • 地域の方々に空き家の活用を知ってもらうことができる場だと思います。自治会での交流会の企画を考えた時に、とてもいいな!と思いました。
  • なかなか空き家でこういったイベントを行うことはない。卒業生組でも何かイベントを行える機会をつくりたい!

といったご意見を頂きました。

 

 実際の空き家活用の現場での体験をふまえ、「まちと空き家の学校」では、最終回で、空き家の活用の提案につなげていきます。