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まちと空き家の学校 講義2 開催レポート

講師:(株)エンパブリック 広石拓司

2021年12月11日、「まちと空き家の学校」、第2回講義を開催しました。

事務局の(株)エンパブリック広石拓司を講師に、「自分の小さな場づくりの提案を行ってみよう」をテーマに、講義とワークショップを行いました。

講座を通して、いろいろな方と話しながら、「地域の視点」「活動者の視点」「オーナーの視点」を、参加者一人一人が、少しずつ、整理、具体化していくことの重要性が、前回の復習として提示されました。

前回のアンケートから、第1回の3つの事例見学を含めた講座をふまえ、この学校のメンバーの力を持ち寄って異なる強みを持ったチームをつくっていきたいという声が多数あったこと、反面、現実を知ってハードルがあがったという感想もあったことなどをご紹介しました。

今年度の「学校」では、既に利用している空き家のシェア利用のトライアル(お試し利用)と、シェア利用の提案を、まず、ゴールとすることが提示されました。

空き家活用は、まず空き家に「出会う」ことからスタートしますが、「出会う」まで、すごろくでも、かなりのステップを踏んでいることからもわかるように、時間がかかる場合もあります。シェア利用は、すぐに開始できる、空き家活用の経験を積むことができるなどのメリットがあります。

空き家の活用は、場所の利用というだけでなく「場づくり」である、という紹介がありました。「場」とは、人と人のつながりが生み出すもの。「空き家」というハードは目に見えて考えやすいものですが、「場づくり」というソフトの目に見えない部分を考えることが重要となります。

では、どうしたら「場」になるか。「高速バスに乗っている人と仲間になるには」を例に各グループで話し合いました。

各グループから「共通の話題があるとよい」「テーマのあるツアーだと話しやすいかもしれない」「何かトラブルがあると一緒にクリアをしようということで一緒にできそう」「出身地を言い合ったり、ゲームをしたりするとよい」「乗るときに仕掛けができるよい」などの意見が出されました。

「バスで会話を生む」というのは、実は地域で何かを始める状態と同じであり、人と人のつながりを生み出す「場づくり」が空き家活用において重要であることを、ワークを通じて認識して頂きました。

「空き家活用で起きてほしいこと」として、活動の「アウトカム」(空き家活用をきっかけに、参加者や地域に生まれる変化、影響)を考えていくことが重要であることが紹介されました。そのために、インプット(関わる人、備品、利用するもの)、活動そのもの、活動したときに直接的に起きる変化であるアウトプットも大事になります。

こうしたことを考えるために、次回第2回実習(1/22)では、空き家のお試し利用の実践を、6つのグループ(3つの空き家)に分かれて実施します。実践を通じて、場や空き家活動について理解を深めていきます。

実践に向けて、ワークシートを用い、グループでお試し利用の企画について話し合いを行いました。短い時間でしたが、各グループから様々なアイディアが出されました。

(6班:@浅川リバーハウス)
地域の金融講座として、2022年4月以降の金融制度の変化などを紹介できたらと考えた。講義のあと、参加者の自己紹介で交流を深める。
(講師より)
地域での共通課題ということで交流を深められるとよいですね!

(1班:@浅川リバーハウス)世代間を超えた交流を企画。お正月も近いので、ふくわらいや、日野の名産をつまみながら、日野のよいところを話すなど。
(講師より)
1班が子ども向け企画、6班が大人向け企画と、相乗効果が出せるとよいですね!

(5班:@アムール)

「水を使わない包丁研ぎ」を持ち込み、集客。集まって下さったら、節分にテーマをもたせたようなストレッチや、研いだ包丁をつかったレシピ紹介など、盛りだくさんのアイディアが出た。包丁研ぎは音も静かで1-2分なので2班さんのときも続けられたら。
(講師より)
包丁研ぎの時間のコミュニケーションなども工夫いただけたら!

(2班:@アムール)
メンバーが1名お休みなので仮テーマとして、「旅のお話サロン」。コロナ禍で旅に出られない気持ちを共有。対象はどなたでもOK、プロジェクタで思い出の場所を映しながら。
(講師より)
参加するときに、写真1枚持ってきてください、という呼びかけなど、交流の仕方を一工夫!

(4班:@武藤さんち)
「地域の顔見知りを増やそう」をテーマに、さいころをふって、番号でテーマを決めて話してもらう。目的は、地域のつながりをつくるり、防災や地域の課題解決をしていくときに、力をあわせる。
(講師より)
(近所の)公園で、川で、など、みんなで話題共有するときにひっかかるキーワードがあるとよいですね。

(3班:@武藤さんち)
お庭でプチマルシェ、中で切った野菜でスタンプづくりの簡単ワークショップ。お茶を飲むエリアもつくっておいて、話が盛り上がるきっかけをつくる。jazzをかけた空間づくりを予定。
(講師より)
野菜を売るだけでなく、コミュニケーションのきかっけとなるワークショップ開催がよいと思いました!

このあと1か月をかけて、各グループで、slackなどを用いグループで協力し合いながら、企画を深めていただきます。ご期待下さい!